防水スプレーについて

下北沢のアンゼリカ、先月末で閉店しちゃいましたね。カレーパンとみそパンが有名なお店で、近所に住んでた時は、ふらっとパンを買いに行っていました。下北沢もひと昔前とは駅を中心に様変わりしています。喫茶マサコも閉店してから、そろそろ10年位かな。街が変わるのは、ワクワクする反面、さみしい気持ちもあり中々複雑だなと思います。

さてここのところ、雨が続きましたね。8月としては最多タイ記録だと報道されていました。今回はそんな雨対策の1つである防水スプレーについて紹介します。

防水スプレー

防水スプレー、実際は「防水」と言うより「撥水」になるものがほとんどですが、ここでは防水スプレーとしてまとめて書いていきます。雨の多い時期や、夏や冬のレジャー時等に活躍する事が多いと思います。すっかり身近な物になりました。ホームセンターなどでも手軽に買う事が出来ます。そんな防水スプレーですが、使われている素材の特徴で大きく分けると2種類あるのをご存じですか?

フッ素系撥水剤

名前の通り撥水性能を持つフッ素樹脂を主成分としたものです。
このフッ素樹脂は樹脂本体に水や油になじまない枝のようなミクロの突起を持っているのが特徴で、繊維や皮革の表面に付着した際、この突起が立った状態を作り出して、水や油をはじく訳です。植物の葉の上で、水が水滴となり丸くなって浸みこまないのと同じ状態を作るワケです。
ちなみに、フッ素系撥水スプレーの処理後にアイロン等で熱を加えると、効果が増すのは樹脂本体が繊維などの表面により密着し、突起の毛羽立ちが良くなるためです。
ただ、このフッ素樹脂は、繊維や皮革の表面にあくまで付着しているだけなので擦れたり、酷い汚れが付着したりすると剥がれてしまい、効果が落ちてしまいます。

水・油 ⇒ 撥水効果あり
摩擦などの影響で剥離しやすい ⇒ 持続性が弱い
生地の変色などの影響は少ない。

シリコン系撥水剤

シリコン系撥水剤は撥水性シリコン樹脂を主成分としたものです。フッ素樹脂とは異なり、繊維の表面を水とはなじまない膜でコーティングすることで水をはじきます。床や車にワックスを塗った後、良く水をはじくと思いますがそれと同じイメージです。
効果の持続性は、フッ素樹脂より接触面積が大きく、染み込みやすいコーティング型のシリコン系の方が多少良いと言えます。しかし、皮革製品等の場合ではこの染み込みがシミの原因となる場合があります。

水 ⇒ 撥水効果あり  油 ⇒ 撥水効果弱い、もしくはほとんど無い
剥離しにくい ⇒ 持続性がある
油成分で表面に吸着しやすいので生地上で白濁したり、表面が変色したりする
場合がある。

アウトドアウェアや革製品などにはフッ素系撥水剤を
折りたたみ傘などにはシリコン系撥水剤をと使い分けると良いと思います。

実は健康被害の報告もあり

非常に便利な防水スプレーですが、実は中毒による健康被害の報告も出ています。
2015年に防水スプレーを吸引してしまった事故の報告が66件あり、内52件(82%)で咳や息苦しさ、頭痛、発熱等の症状を認め、入院が必要となった例もあったそうです。

周囲の人ともに絶対に吸い込まないように、次の点に注意して使いましょう。
○使用前に製品表示、特に「使用上の注意」をよく読んでから使用する
○マスク等を着用し、必ず風通しの良い屋外で使用する
○周囲に人、特に子どもなどがいないことを確認してから使用する

原因としては、スプレーの粒子を吸い込んでしまう事で、樹脂が肺胞に付着、肺でのガス交換に支障を来たす点や、溶剤による刺激性などの影響もあると言われています。

使用する際は、先に上げた3点を守って、安全に使う事を心がけましょう。

https://www.kasumi-pharmacy.com/

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